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地理
地形
スペイン本土は高原や山地(ピレネー山脈やシエラ・ネバダ山脈)に覆われている。高地からはいくつかの主要な河川(タホ川、エブロ川、ドゥエロ川、グアディアナ川、グアダルキビール川)が流れている。沖積平野は沿岸部に見られ、最大のものはアンダルシア州のグアダルキビール川の平野である。東部の海岸にも中規模な河川(セグラ川、フカール川、トゥリア川)による平野が見られる。
南部と東部は地中海に面し、バレアレス諸島が東部の海岸沖にある。北と西は大西洋に面し、北部で面している海域はカンタブリア海(ビスケー湾)と呼ばれる。カナリア諸島はアフリカ大陸の大西洋沖にある。
スペインが接する国境の長さは、アンドラ63.7km、フランス623km、ジブラルタル1.2km、ポルトガル1,214km、モロッコ6.3kmである。
主要都市
人口の多い上位10都市は次のとおり(2006年1月、スペイン統計局の2007年1月発表のデータによる)。
- マドリード - 3,128,600人
- バルセロナ - 1,605,602人
- バレンシア - 805,304人
- セビリャ - 704,414人
- サラゴサ - 649,181人
- マラガ - 560,631人
- ムルシア - 416,996人
- ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア - 377,056人
- パルマ・デ・マリョルカ - 375,048人
- ビルバオ - 354,145人
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このほかに、歴史上有名な都市には、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、バリャドリッド、ブルゴス、コルドバ、グラナダがある。
経済
1960年代以来、「スペインの年」と一部では呼ばれていた1992年頃までの高度成長期が過ぎ去り、低迷していたが、ヨーロッパの経済的な統合と、通貨のユーロへの切替えとともに経済的な発展が急速に進んでいる(2003年現在)。市場為替レートベースのGDPは世界8位で カナダやロシアを超えるがサミットには参加していない。企業は自動車会社のセアトやペガソ、通信関連企業のテレフォニカ、アパレルのZARA(ザラ)が有名。
鉱業
スペインの鉱業資源は種類に富む。著名なすべての鉱物が存在するとも言われる。しかしながら、鉱業の歴史が長く、21世紀に至ると採掘量は減少してきた。
有機鉱物資源では、世界シェアの1.4%(2003年時点)を占める亜炭(1228万トン)が有力。品質の高い石炭(975万トン)、原油(32万トン)、天然ガス(22千兆ジュール)も採掘されている。主な炭鉱はアストリアスとレオンにある。石炭の埋蔵量は5億トンであり、スペインで最も有力な鉱物である。
金属鉱物資源では、世界第4位(シェア9.8%)の水銀(150トン)のほか、世界シェア2.1%のマグネシウム鉱(2.1万トン)の産出が目立つ。そのほか、金、銀、亜鉛、銅、鉛、わずかながらスズも対象となっている。鉱山はプレート境界に近い南部地中海岸のシエラネバダ山脈とシエラモリナ山脈に集中している。水銀はシエラモリナ山脈が伸びるカスティーリャ地方のシウダー・レアル県に分布する。アルマデン鉱山は2300年以上に渡って、スペインの水銀を支えてきた。鉄は北部バスク地方に分布する。ビルバオが著名。しかしながらスペイン全体の埋蔵量は600万トンを下回り、枯渇が近い。
その他の鉱物資源では、世界第10位(世界シェア1.5%)のカリ塩、世界シェア1.1%のイオウ、同1.5%の塩を産出する。
国民
ラテン系、ゴート族、アラブ人、ジプシーなどの混血により現在のスペイン民族が形成された。
言語
スペイン語(カスティーリャ語とも呼ばれる)が全国の公用語で、その他カタルーニャ語、バスク語、ガリシア語が地方公用語になっている。バスク語以外は全てラテン語に由来している、また、中南米等で話されているスペイン語は、1492年以降スペイン人征服者や入植者が持ち込んだものがその起源。中南米で話されるスペイン語とは若干の違いがあるが、当然相互に意思疎通は問題なく可能である。ローマ帝国の支配以前は、ケルト系の言語を話しており、ケルト系の遺跡が散在する。現在はケルト系の言葉はすたれている。
北スペインのフランス寄りに、バスク語を話すバスク人が暮らしている。バスク民族の文化や言葉は、他のヨーロッパと共通することがほとんどなく、どこからバスク人がやって来たのかが不思議とされる。このことが、バスク人がスペインからの独立を望む原因となっている。地域の学校ではバスク語が教えられているが、スペイン語との共通点はほとんどなく、学ぶのが困難とされている。
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