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ラトビア共和国(ラトビアきょうわこく)、通称ラトビア、ラトヴィアは、バルト海に面する北東ヨーロッパの国。第一次世界大戦後独立後、ソ連に併合。旧ソ連邦、バルト三国を構成する共和国の一つ。1991年にソ連から再独立。エストニア、リトアニア、ロシア、ベラルーシと国境を接する。
国名
正式名称はラトビア語で、Latvijas Republika。通称、Latvija
公式の英語表記は、Republic of Latvia。通称、Latvia。
日本語の表記は、ラトビア共和国。通称、ラトビア。
歴史
詳細はラトビアの歴史を参照
- 8世紀 - ヴァイキングが進出。居留地のみ。
- 13世紀初めごろに、リヴォニア帯剣騎士団が領有を始める。
- 1629年 -
リヴラント(スウェーデン)とクールラント(ポーランド)に分裂。
- 1730年 - リヴラントもクールラントも事実上ロシア帝国の支配下に。
- 1920年1月13日 - 一度、ソ連から独立。
- 1940年8月5日 - ソ連に併合される。
- 1991年8月21日 - 再度ソ連から独立。
- 2004年5月1日 - 欧州連合(EU)に加盟
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政治
政体は共和制である。 議会(Saeima)は、一院制で定員100議席、任期は4年である。大統領は、議員とは別の選挙で選ばれ、任期は4年である。
主な国内問題としては、国内に居住するロシア人への処遇問題がある。ソ連時代からラトビア領内に住む非ラトビア人に対しては、ラトビア国籍取得に際して軒並みラトビア語試験等を課し、民族主義的な側面が多々あり、最大のマイノリティであるロシア系市民やロシアが頻繁にこのことに関する改善を要求し、EU加盟委員会も加盟に際してこの問題の改善を促した。
他方、首都のリガではロシア語生活者が半数近くを占めるなど文化としてのラトビアの存続に危機感が募る中、EU加盟後の現在でもロシアはこの問題を外交カードとして使っており、ラトビアにとっては非常に悩ましい問題である。
EU加盟後も、ロシアと国境問題が存在した。これは併合前の国境を主張していたためで(ラトビアはロシア西部プスコフ州の一部の領有権を主張)、ロシアとの国境は暫定国境になっていたが、両国の関係改善を求めるEUの働きかけもあり、最終的にはラトビア側が要求を取り下げ、2007年3月27日にロシアとの国境画定条約に調印した。
経済
ソ連時代には、重工業が盛んで、ソ連域内屈指の先進工業地域であった。当時ソ連内を走る電車のうち約9割がラトビア製であった他、VEF製の有名なラジオもリーガの工場で生産されていた。独立回復時にそれらの製造工場は軒並み放棄され、現在も廃墟のまま残るなど、ソ連時代の産業はほとんど継承されなかった。
結果として、現在では国際的に競争力のある基幹産業と呼べるものがなくなり、木材加工や金属などの産業がラトビアの産業を支えている。国内総生産は110億7000万ドル、一人当たり4762ドルで、これはEU加盟国中、ブルガリア、ルーマニア、ポーランドに次いで最低レベルである。
ラトビアは、ソ連崩壊後、バルト三国の中で、各種インフラ整備や開発が最も遅れていたが、近年、不動産・金融・製造業等に対する外国から(ドイツ、スウェーデン、英国、ロシア等)の直接投資が相次いでおり、ここ数年はEU域内で最も高い成長率を記録するなどリーガを中心に経済成長が著しい。
他方で、都市部ではインフレ率が強く、また主な投資がリーガやその周辺に集中するなど首都とそれ以外の地域の格差拡大は、ラトビアの抱える最も大きな課題の一つである。
また、ここ数年リーガは旧市街を中心に観光業が活発化しており、外資系ホテルの参入や新規航空路線の拡充とともに観光客が増加しているものの、リーガ以外では大きな見所が少なく、この分野でも地方とリーガの間の格差が広がりつつある。
なお、ラトビア唯一の定期便が就航する国際空港であるリーガ国際空港は、バルト三国の中で最も航空路線・利用客数が多く、この地域でのハブ空港として機能している。
国民
2005年現在の民族別住民構成は、ラトビア人が59%、ロシア人が28.5%、ベラルーシ人が3.8%、ウクライナ人が2.5%、ポーランド人が
2.4%、リトアニア人が1.4%、その他が2.4%である。(2006年時点)
言語はラトビア語が公用語であるが、リーガなどの都市部ではロシア語系住民(ロシア人、ベラルーシ人等)が多く、ロシア語の使用率も高い。
若い世代や地方の郊外に住むラトビア人を中心に、ロシア語を解さないものが増えているが、依然としてロシア語のプレゼンスは非常に大きい。このことは例えば、映画館での映画にはラトビア語とロシア語の字幕が並列されていたり、テレビでラトビア語放送とロシア語放送は基本であったり、ラトビア国内で発行される新聞であってもラトビア語紙とロシア語紙が同じように売られれていたりして、バルト三国の中で、最もロシア語が幅を利かせている。
このことは、いまだにかつての占領国の母語が自国で大いに幅を利かせていると感じる多くのラトビア系住民にとっては好ましくないことであるが、一方では国際言語として今一度ロシア語を習得することは、英語を勉強することと同じくらい大切であると考えているラトビア系住民もおり、ロシア語に対する態度は一様ではない。
ただし、旅行客として現地の人と話すときは、相手が明らかにロシア語系住民である場合を除いては、安易にロシア語で話しかけることは避けた方がよい。
宗教はルター派、ローマ・カトリック、ロシア正教会などである。
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